こんにちは、アラサー主婦で現在無職期間中のありくいです。
今回は前から気になっていた映画をやっと観れたので紹介します。
シーンの内容など若干のネタバレを含みます。
あのこは貴族(2021)
2024年4月3日時点ではアマプラ見放題の対象ではありませんでした💧残念…
他のサブスクでは見れるかも?
今回はTSUTAYAでレンタルしました。
原作小説
あらすじ
東京生まれで東京育ちのお嬢様の華子(門脇麦)、地方から大学進学をきっかけに上京してきた美紀(水原希子)。育ってきた環境も価値観も違いすぎるふたりが、良家の男性である幸一郎(高良健吾)をきっかけに出会う…。
感想
この映画は、社会階層と女性のライフステージが細かく描かれています。
社会階層という点では、美紀に共感しながら観ていました。美紀ほどの苦労はしていませんが、私も田舎の県立高校から東京に近い私立大学へ進学して一人暮らしをしていたので、親近感を持ちました。
特に、東京生まれ東京育ちの友達と交流を持つようになる場面は共感しかありませんでした。住むところと育った環境が違うと、「普通」というのもがこんなに違う。
雰囲気、知識量、まとっているオーラに圧倒されてしまう。自分がめちゃくちゃ小さく見えてしまう。彼女の気持ちと自分の気持ちを重ねてしまいました。
女性のライフステージという点では、華子に共感する部分が多かったです。
結婚後の女子会シーンとか、孫を急かされるシーンとか。子供関連のことを周りがとやかく言うな!と言い返したくなりました。笑
この映画を観ながら自分の体験と照らし合わせてみたりしながら感じたのは、
人は皆育った場所、環境、家庭環境によって見えない壁があって、それぞれの立場でそれぞれ苦しみがある。生まれながらに、選べる選択肢も限られる。でも、リスクをとれば選択肢を広げることができる。自分はどう行動するか?
ってことでした。
誰かから見れば悪人かもしれないけど、俯瞰していろんな視点から見れば悪人ではないという登場人物ばかりで、とても魅力的な映画でした。
女性向けの映画ですが、男性が観ても面白いのではないかなと思います。
何かで悩んでいる時、落ち込んでいる時、勇気を貰える映画だと思います。